@NPC値を決定する。
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まずNPC作成ルールでは

●身体値
●感覚値
●精神値


以上の3つのパラメーラー、【 NPC値 】を決定します。
上限は【12】。下限は【1】。

最終的に【 NPC値 】と【 NPC特性 】、
ボスの場合はさらに【 ボス特性 】を加えて作成されます。

この【 NPC値 】はHPや命中力、攻撃力といったステータスを決定すると同時に
PCが行う【 技能判定 】【 解除判定 】の数値にも相当します。

※プレイルールサマリーの【探索技能】を参照。

身体値

筋力や俊敏さなど、身体を表す数値。
【力技】【威圧】【技術】【俊敏】に相当する判定値になる。
力や身体能力に関わると判断される解除判定もこの値を使用する。

感覚値

器用さやバランスなど、感覚を表す数値。
【察知】【観察眼】【知識】【隠密】に相当する判定値になる。
テクニックや器用さといったもので可能と判断される解除判定もこの値を使用する。

精神値

心の強さや落ち着き具合など、精神を表す数値。
【話術】【読心】【閃き】【幸運】に相当する判定値になる。
精神力に関わると判断される解除判定もこの値を使用する。


上記の【 NPC値 】からステータスを算出する。

ステータス

算出方法

HP

身体値+10

PP

精神値+10

SS

精神値+(感覚値÷2)

暴走率

暴走率=PP

命中力

身体値+(精神値÷2)

回避力

感覚値+(精神値÷2)

防御力

身体値÷2

精神抵抗

精神値÷2

行動力

(感覚値÷2)+(身体値÷3)

通常攻撃

【(身体値÷4)+(感覚値÷6)】×1D6

※通常攻撃はPCの格闘・武器攻撃が一律になったものとお考え下さい。

能力攻撃

【(精神値÷4)+(感覚値÷6)】×1D6

能力精度

感覚値+(身体値÷2)−2

発動スペック

SS÷3

因子ダイス

NPCレベル×1個


【NPC値】に割り振れるポイントは【NPCレベル】に左右される。
以下を参照。

NPCレベル

ポイント

補 足

NPC Lv.1

上限10p 雑魚レベル。戦闘型のPCでなくとも簡単に倒せるレベル。

ただし【 NPC特性 】をうまく駆使する事でそれなりになる。
SPEやカルマの組み合わせでは面白いギミックエネミーにすることもできる。
又、【 ボス特性 】を付与する事で弱いボスを演出する事も可能。

NPC Lv.2

上限15p 通常NPCレベル。

特性の構成や、特化する事でPCとそれなりに立ちまわれるレベル。

NPC Lv.3

上限20p 強NPCレベル。中ボスクラス。

PCと同等レベルです。
バランス型で作っても十分立ちまわれ、特性の構成や
特化で作った場合はパーティ構成によっては多少の被害は出せるでしょう。
【 ボス特性 】を付与する事でボスクラスにも十分なれるレベル。

NPC Lv.4

上限25p ボスレベル。

素のステータスと【 NPC特性 】だけである程度の強さが保障されているレベル。
ここに【 ボス特性 】を加える事で、PCにとって十分な脅威になるでしょう。


なお、Lv.4以上からのボスエネミーは調整がほぼ必須です。
次項で付ける事のできる命中・回避・SSをプラス補正するボス特性は特に非推奨となります。
むしろマイナス特性で調整を行いましょう。


ボスエネミーはPCを屠るためのものではありません。
Lv.4以上のエネミー及びボスエネミーを作成する場合は十分配慮しましょう。


※構成によってはLv.1〜Lv.3も当然注意が必要です。

NPC Lv.5

上限30p 強ボスレベル。

数値的に非常に強力になるクラス。
【 NPC特性 】【 ボス特性 】の組合せによっては事故になりかねない。
特性構成にご注意。推奨ボスはLv.4です。
なお、【 ボス特性 】をあえて外すことで達人NPCの表現とする事も可能。

NPC Lv.MAX

ALL12p 最強エネミーレベル。

身体値・感覚値・精神値がすべてMAXの12pのパラメーターとなる。
そこに特性を加えた場合は恐ろしいまでのポテンシャルを発揮するだろう。

構成に配慮しない場合はPC全滅になりかねない。ご注意下さい。


なお、【 NPC特性 】【 ボス特性 】を考えなく加えると
通常のキャラクターシートでのALL20パラメーターの強さに匹敵するか、それ以上になります。
それを考慮した場合、特性での調整がいかに必要かおわかりになると思いますのでご注意下さい。

当然これはLv.MAXだけの話ではありません。他NPCレベルでも配慮するのは同様です。