セクト

最終的に人類の滅亡を望む危険思想を持つ集団。
今まさに終末の時と歓喜とともにテロを繰り返し、
名状しがたき神を崇め、人を洗脳し、生贄を捧げ、異教に心酔する。

反面、混沌を広げる事で世界はいずれ終末を迎えると信じている為、
直接的な破壊を急ぐでもなく、社会にすら溶け込み、人々を甘美な快楽に堕としてもいる。

魔術を研鑽し、深淵へと足を踏み入れ、
人の理から外れる彼らは狂信めいているだろう。

傾倒する者も次第に増えてしまっており、
その勢力は知らず知らずのうちに広がっている。あなたの隣人ももしかしたら ――。

属するエネミータイプは
カルト教団、邪神の群勢、魔術協会。

NPC

■ マリア・ヴァルプルガ
まりあ・う゛ぁるぷるが
終末思想のドゥームズデーカルトの教祖。慈しみと狂気を併せ持ち、カリスマ性の高さから多くの信徒を抱える。
ウェーブがかった漆黒のミディアムヘアに、紫の瞳には八芒星が浮かぶ。

世は困窮を極め、死は苦しみからの解放である。使徒である我らは欲にまみれた者を浄化し、
死後により良い世界へ赴くとし、結果として多くのテロ行為を正当化して扇動している。
立ち振る舞いは聖女然としているが、善悪の境界が壊れており、世界の為ならばと人道にもとる行為も微笑を持って行う。
忘れてはならない、彼女のいう世界の為とは終末の世界だという事を。エネミータイプはカルト教団。

「 私はあなた方を許します。神は罪深き全てを受け入れてくださいます。あなたの死は糧になるでしょう。ウフフ。 」
「 狂っている、ですか? えぇえぇ、しょうがないでしょうとも。狂った世界のあなた方がそう思うのは。 」
■ リチャード・マーシュ
りちゃーど・まーしゅ
深き者と契約した一族の者。ダゴン秘密教団の司祭の一人。
茶色のアイビーカットと瞳、少し大きめのウェリントン型の眼鏡をかける温和そうな男性。

古き神々である大いなるクトゥルフおよび、その奉仕者たるダゴンを崇拝し、
クトゥルフを目覚めさせるために活動している。商才にも優れ、セクトの資金を潤沢に賄う。
できた人物のようだが彼らが求めるのは古き神々の支配する世界であり、
その他のものは供物でしかない。―― そう、自分自身さえも。エネミータイプは邪神の群勢。

「 ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう るるいえ うがふなぐる ふたぐん いあ!いあ!くとぅるふ ふたぐん! 」
「 いやぁ、私には私の使命がありますからねぇ。すいませんが、あなた方の事情を考慮する暇はないのです。 」
■ アレイスター・クロウリー
あれいすたー・くろうりー
偉大な魔術師。かつて一大派閥を担っていた1柱であり、現在は第一級の封印指定。別名” 隔絶 ”のアレイスター。
金髪の長髪に、ショートボックスの髭をたくわえた赤と金のオッドアイの男性。

魔導を極め、深淵を追究する者。彼にとってそれだけが重要であり、それ以外は価値がない。
あらゆる魔術に精通しており、空間を操る。固定、分割、圧縮、拡大など、様々に変化させ行使する。
それでもカリスマ的な彼の信奉者は多く、日々彼の為に研鑽を捧げる。
彼の研究は非人道的なものも含まれる。彼にとっては倫理など塵芥なのだ。エネミータイプは魔術協会。

「 ふ~む、なかなかに興味深い。良いねぇ。君たちはどれほど私の興味の対象になってくれるかなぁ。 」
「 ハハハハハ。本当は私は人や神や善悪なんてものはどうでもいいんだ。ただ知りたい。世界が滅んだとしても。 」