煉獄会 - れんごくかい -

異種族不可侵を掲げ、人間至上主義を唱える集団。
その勢力は過激さを増し、多くの異形を狩り続けている。

志を同じくする者たちでBABEL経済特区の一画を押さえ、
異形や異界の異種族を否定し嫌悪するコミュニティー ” 創世街 ” を形成している。
人間の聖域であるとし、異世界の者などは一方的に立入を禁じている。

東京タワー跡地から半径3kmにいた住民が異能的な汚染の可能性があるとして
外界との往来を禁じられた際の反発した者も多く属する。怒りこそが彼らの原動力なのだ。
反面、人でさえあれば特殊な力を持っていても受け入れ、寛容ですらある。

異形を殺す術を追究して非人道的な実験・研究をも繰り返しており、
彼らは狂気の世界へと足を踏み入れて久しい。―― すべては人の手にこの世を取り戻す為に。

属するエネミータイプは政府の闇、異能者狩り、裏社会。

NPC

■ 黒峯 帝
くろみね みかど
貿易関連で財を成した黒峯財閥の一子。非人道的な実験の末、自身も超人的な身体能力を有する。
黒髪のオールバックにスクエア型の眼鏡から覗く黒眼は猛禽類の如く鋭い。政界にも太いパイプを持つ。

「異形や異界の者が蔓延ろうとも、この世は人のものである」と強権を振るう。
と同時に今この混沌の世であればこそ、新たな弱肉強食の強国を築けるものと見て、
混乱を煽り、闘争を呼び込み、争乱を歓迎している。今この時この世は蟲毒であると。
強力なテイカーを取り込み、実験し、服従させ、洗脳して、私兵を拡大している。エネミータイプは政府の闇。

「 毒を持って毒を制す。力になき正義に意味はない。我らは毒を喰らってでも世を正すのだ。 」
「 新たな秩序が必要なのだ。かつてない異質な今だからこそ、絶対的な力なによる統制が。 」
■ 柳 星辰
やなぎ せいしん
元々は十三機関に身を置いていた剣神。妻と娘を殺され、修羅に堕ちた男。村正の一振りを持つ。
白髪の長髪を結い、隙のないたたずまいをみせる65歳。

普段は穏やかな常識人然としているが、私怨にて異能者を斬り続け幾星霜、彼は静かな狂気に囚われてしまう。
” 他者を傷つける異能者 ” を認識した時、もはや言葉は届かなくなり、彼はただ殺意の一振りとなる。
殺して殺して殺し続け、地獄に堕ちれば待っている亡者どもを再び殺す。
いつしか彼は生きる意味を失い、異能者が在ればこそ在り続ける。エネミータイプは異能者狩り。

「 わかっているのだ。それぞれ事情があるのだろう。そうだろうとも。理解は、理解だけはしているのだよ。 」
「 我が剣は閃。円をもって極へ至る。瞬きの間にて星をも斬って見せようぞ。 」
■ 夜藝 焔
やぎ ほむら
ライダースーツに身を包み、武術と呪術による蒼炎を操る闇の世界での暗殺者。
紅碧のベリーショートと黒く染まった眼球に赤い瞳、半身に火傷の痕を持つ女性。

暗殺業でありながら、その実は戦闘狂で非常に好戦的。戦いの中に自身の生を感じている。
かつて星辰と相対し、呪術を限界まで駆使した結果、自らの半身を焼く。
その戦いの最中、蒼炎に焼かれながらさらなる自身の戦闘能力を引き出し、より戦いに狂い酔う様になった。
反面、死闘を興じた星辰に懐き、死に向かう彼を傍らで守っている。エネミータイプは裏社会。

「 アッハハハハハハハ!戦え戦え!アタシをもっと楽しませろ!! 」
「 アタシはろくでなしで、この世は掃きだめ。畜生たちが殺し合うなんて、ごく自然な事さ。」