異界連合 - いかいれんごう -

通称 "ユニオン "。
異界連合とは、異なる種が世界のバランスを保つ為に組織された集まりである。
中立・平定・調整を是とし、主に人類と異種族の間で起こるトラブルを処理している。
存在が露わになるまで歴史の裏で世界を管理し、様々な問題に対処してきた。

異星のテクノロジーをはじめ、
脈々と受け継がれてきた魔術の系譜や妖の特殊な術などを用い、
莫大な資産を組織で保持しつつ、異界から日々資源等を確保・解析・運用している。

東京タワー消失事件を皮切りに、次元特異点となった地域を
BABEL経済特区として表だって超法規的に管理する事になる。

界界連合は古くから影ながら活動していたが、
昨今の混沌時代、表舞台に出ざるを得なくなった。
特に世界を混沌とさせ、破滅せんとする敵勢力 ” セクト ” を危険視している。

NPC

■ 山本 五郎左衛門
さんもと ごろうざえもん
妖異の頭領の一人。魔王に連なる者。 悠久の時間、日の本の国のあやかしたちを見守ってきた。
額に三つ目の目を持ち、見た目は40代ほどの和装の御仁。十三機関の相談役でもある。

" 概念存在 " として、その存在は世にあって世になし。
あらゆる場所に同時に存在でき、各所の妖異に関わる大きな問題の平定に関わる。 些末な事柄には関心は持たず、
当事者による解決を促す事が多い。テイカーの増加により妖怪や怪異の認識も高まる事で駆り出される事となった。
仁義を通す矜持を持ち、少々ヤクザっぽい。面白い事や余興を好み、問題事は人間たちで解決するよう促す事が多い。

「 儂とて暇ではない。各々、納得のいくようやり合うが良い。カッカッカッ。 」
「 今の世はなかなかに面白い。妖異たちが日の目を見ておる。儂はこれを悪とは思っておらんよ。 」
■ ボナパルト・シャル・ポポウィル
ぼなぱると・しゃる・ぽぽうぃる
スライムの身体を持つホムンクルス。長い年月を生き、多くの知識をその身にため込んだ魔術界の異端。
眼球器官はもたず、青い粘液状の身体で触感と振動や魔力を感知する。肌を擬態し人間に化ける事も可能。

" 分裂体 " で各地に散っており、魔術的なトラブルのケアを行っている。おっとりしてマイペースだが、
長い年月をかけ無数に増えた分裂体は、” もはや殺しきるのは不可能 ” とされ一目置かれている。
精神性が女性でその姿をとっているが、身体機能的な性別はない。常識人に見えて、その実は知識欲の権化。
多くの魔術特許を取得し、その性質はマッドサイエンティストに近い。

「 ん~~、でもですねぇ~、やってもらわないと、たぶんあなたとしても困ると思うんですよぉ~。 」
「 死んで転生できるなんて理論は確立されていませんが、観測できるなら実験したいところですねぇ~。 」
■ Mr.グレイ
みすたー・ぐれい
治安維持を目的とし、滞在している異星人。異星人の犯罪を主に監視し取り締まっている。
大きなサングラスに銀髪のオールバック。黒のダブルのスーツの紳士。 若干地球人を見下し気味。

" 並行同位体意識 " を持ち、自身のクローン体を各地に散らばらせている。本体は衛星軌道上のUFOで待機しているらしい。
戦闘能力は高くなく、自身のクローン体が殺される事も多々あるが、彼にとって替えが利く事であり大きな問題ではない。
面倒を嫌い、問題を現地人に無茶ぶりする傾向にある。テイカー自治法の提唱はその最たるもの。
然しながらBABEL経済特区を成立させるなど、実際優秀である。出し渋りはするが働きに応じて相応の報酬はしっかり出すタイプ。

「 クローンが死んでもさして問題はない。概念が違うのだよ、概念が。 ―― やめろっ、だからといって銃を向けるなっ。 」
「 まったく、次から次へ問題を持ち込んで・・・。まぁいい、働きに応じて相応の礼はする。努めたまえよ。 」