舞台

東京タワー跡地などランドマークを東京中心としてはいますが、
舞台は全世界、どこでも構いません。

東京タワー消失事件から10年。
異界連合・GUILD・十三機関が諸問題に当たっていますが、世界はまだまだ混乱の中にあります。
ロボットやアンドロイドがいる世界の為、時代的には近未来にあたるでしょう。

世界観やランドマークの情報を参考に、
様々なお好きな舞台でこのゲームを楽しんでください。

異界 - いかい -

いわゆるパラレルワールド。
世界が無数にある事が次元衝突により観測される事となった。

現在の地球は特異点とされ、
さまざまな世界や力が溢れ流れ出る先になっているらしい。

異界は世界のルールが異なる事が多く、
魔法の存在はその最たるものであると言える。
もたらされた特異な技術や資源は、ある種の恩恵ともいえる。

不安視された言語による意思疎通だが、
幸いにも多くの異界人が精神疎通(せいしんそつう)という
テレパシーに似た対話形式を取っている事が多く、大きな問題にはなっていない。
どうやら言語による意思疎通というのは遅れている文化のようだ。

なお、精神疎通というのは頭の中を覗かれるわけではなく、
精神を交流させる事で、互いの共通項に自動で処理させる翻訳術のようなものといえる。
異界人とはじめて交流した政府は非常に胸をなでおろした事が記録されている。

半異界 - はんいかい -

次元衝突によって異界と混じった地域。

怪異やモンスターが這い出し、危険性も高い。
物理法則が異なる場合もあり、
半異界が確認された場合は政府により立入り禁止区域に指定される。

ただ現代にはない技術が発見される事もあり、
違法的に半異界に立ち入る者や、各組織によって調査を依頼される事もある。

外宇宙 - がいうちゅう -

宇宙というのは非常に広く、
また、地球というのは恐ろしいまでの僻地との事だ。
最新の宇宙の科学をもってしても気軽に旅ができるわけでもない。

宇宙人との交流の上で侵略などが非常に心配されたが、
田舎が自然豊かなのは当然であり、
住むにも利便性の薄い鬱蒼とした辺境を征服する事にどれほどの意味があるのかと諭された。

それでも僻地に逃亡する犯罪者がいたり、
危険性の高い者が身を隠すという点では、はぐれ者には利用価値がある。

つまり地球は宇宙の中心からすれば僻地で文化レベルも低く交流する価値も非常に低いが、
治安維持の意味合いで無視もできない、厄介で面倒な場所という事なのだ。

そんな保護・治安維持の仕事の一環として、
この僻地を監視・保護しているのがMr.グレイ氏なわけであるが、彼の落胆ぶりは察していただきたい。

なお、現地の文化レベルの混乱を招かない意味でも、
外宇宙の文化へ地球人を招待する予定や義理は残念ながら予定していない。

―― しかしながら、様々な異界と繋がりはじめ特異点となった地球。
その点において、価値が生まれてしまったのである。
Mr.グレイ氏は警戒レベルを上げなくてはならず、改めて頭を悩ませているだろう。